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お化け屋敷のストーリーのルール

お化け屋敷 プロデューサー五味弘文さんの活躍により、世のお化け屋敷にはストーリが付随するのが当たり前になりました。

 

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同時にストーリーをつけないとお化け屋敷じゃない!

と言ったような空気感も流れつつあります。

 

ですが、このストーリーなんでもいいってわけじゃないんです。

間違ったストーリーを創ると、演出面で逆効果に働きます。

 

ではそもそもなぜストーリーを創る方が良いのでしょうか?

 

ストーリーを創るわけ

人間は他の動物にはない特性である、「想像力」による恐怖心を持っています。例えば、怖い話を聞いた後に、暗い廊下で何でもない白い服がかけれれているのを観るだけで、色々な想像を働かせゾクゾクしたりします。このように、人は事前に特定の情報を与えられると、後に与えられた情報とリンクさせ、さらに思考を推し進めてしまうという性質があります。

 

この性質は、お化け屋敷には特に有効活用ができます。〇〇さんという女性の恐ろしい話を聞いた後に、お化け屋敷に入ると、その後に出てくる女性のお化けキャストはみんな脳が〇〇さんだ!と勘違いしてしまうのです。

 

以上の理由からお化け屋敷にはストーリが有効という考え方ができます。

(ストーリーについてはまだまだ考える事があるので、その点はまた別の機会に…)

 

  1. フィクションラインを高めすぎない(現実的な話にする)

 

フィクションラインとは脚本用語で、あるストーリーがどれくらいの日現実性を含むのかを表すラインです。例えば、「スターウォーズ」であれば、実際に起きるはずがない話なのでフィクションラインが高い。と言うことができます。逆に、「世界を中心に愛を叫ぶ」は実際にあり得る話で、現実性がありますのでフィクションラインが低い。と表します。

 

名作ホラーのほとんどが、フィクションラインが低いです。

あるいはそうみせかけています。

 

例えば『リング』。

ビデオを観た人間が7日以内に死ぬ。というある程度フィクションラインが高い設定を、その他のリアリティ溢れるストーリーでうまい具合にごまかしています。いわゆるリアリティがある話に出来上がっています。

 

お化け屋敷のストーリーもフィクションを抑え、リアリティある設定にする事により、脳が「ああほんとうにあり得る話なのかな?」と勘違いするぐらいだと理想的です。

 

やってはいけない例として

  1. 幽霊もモンスターもでてくる。幽霊も殺人鬼も出てくる。等の相乗り
  2. 唐突すぎる表現がある。(理由もなくいきなり人が死ぬなど。)

などがあります。

 

2. 長すぎて覚えられない

 

これは意外にやりがちです。面白い展開をバンバン考えついて、全部入れてしまうパターンですね。

基本はシンプルに行くのがベストです。

なぜなら、お客様がストーリーを忘れてしまうからです。あと、文字で書かれていても読む気がなくなってしまいますよね。

特に、ストーリーが複雑すぎて覚えられないままお化け屋敷に入ると、「あれこの人なんなんだっけ?」といった疑問が頭をかすめるため、充分に恐怖を堪能できません。

 

ですが、物語の奥深さをだすために、細かい設定が必要でどうしても長くなってしまう場合があるかと思います。その場合は映像,音声を駆使して、参加者の頭の中にグイグイ染み渡らせるのがいいでしょう。

 

下の写真は桐生青年会議所お化けや思考『コトリサマ』中盤に、映像とともに開設されたストーリーです。

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お化け屋敷の数が増えるにつれて、こわーーいストーリーもどんどん増えるとお化け屋敷全体のクオリティがUPする事でしょう!

 

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